カヤックにはどんな種類があるのか?
形状や素材の違いを徹底解説!
こんにちは!瀬戸内海に浮かぶ尾道市の離島、百島(ももしま)を拠点に活動している「百島カヤッククラブ」です。
穏やかな瀬戸内海でのカヤック体験や、美しい夕陽を眺めるサンセットクルーズ、夜の海ほたるナイトクルーズなどに、日々多くの方にご参加いただいています。 ツアーに参加されたお客様から「カヤックって色々な形があるけれど、どう違うの?」「どんな素材でできているの?」とご質問をいただくことがあります。
そこで今回は、これからカヤックを始めてみたい方や、カヤックについてもっと知りたい!という方に向けて、カヤックの種類や材質について詳しく解説してみたいと思います!
カヤックは「カヌー」から派生した乗り物!
まず大前提として、カヤックは「カヌー」の一種であることをご存知でしょうか? 「カヌー」というのは、水を掻いて進む小舟の総称です。その中で、主に以下の2つに分類されます。
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カナディアンカヌー:甲板(デッキ)が開いていて、片側だけブレード(水掻き)がついた「シングルブレードパドル」で漕ぐタイプ。
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カヤック:甲板が閉じていて(クローズドデッキ)、両側にブレードがついた「ダブルブレードパドル」で漕ぐタイプ。もともとはエスキモー(イヌイット)が狩猟のために獣の皮を張って作った小舟が起源です。
遊び方・フィールドに合わせて進化!カヤックの様々な種類
カヤックは、海、川、湖など、遊ぶフィールドや目的に合わせて様々な形状に進化しています。代表的なものをご紹介しましょう。
1. シーカヤック(海用ツーリング)
海をツーリングするために作られたカヤックです。私たちの百島カヤッククラブでも活躍しているタイプですね! 波や風の影響を受けにくくするため、全長が長くて細い形状をしており、直進性に優れています。また、荷物を積むためのハッチ(収納スペース)が備わっていることが多く、数日間の無人島キャンプツーリングなどにも使われます。
一般的にシーカヤックというのは上の挿絵のようなシットインカヤックといわれるものですが、レジャー用にシットオンカヤックというものがあります。
転覆しにくい形状で釣りなどに用いられます。
2. リバーカヤック / ラフティング・激流用カヤック(川用)
川の激流(ホワイトウォーター)を下ったり、岩を避けたり、波を使ってアクションを楽しむためのカヤックです。 シーカヤックとは対照的に、小回りが利くように全長がとても短く(2〜3メートル程度)、直進性よりも「回転性(操作性)」に特化しているのが特徴です。
3. ファルトカヤック(折りたたみ式)
「カヤックが欲しいけど、保管場所や運ぶ車がない…」という方に人気なのが、ファルトカヤック(フォールディングカヤック)です。 アルミや木製の骨組みに、防水性の丈夫な布(船体布)を被せて組み立てます。折りたたむと大型のバックパックほどのサイズになるため、電車やバスに乗せて持ち運んだり、車のトランクに収納したりできるのが最大の魅力です。
4. フィッシングカヤック(釣り用)
近年、大ブームになっているのがカヤックフィッシング!当クラブでも鯛釣りなどを楽しむ方がいらっしゃいます。 釣りに特化したこのカヤックは、とにかく「安定性」が抜群。船の幅が広く作られており、上で身を乗り出してもひっくり返りにくい設計です。釣り竿を立てるロッドホルダーや、魚群探知機を取り付けるマウント、クーラーボックスを置くスペースなどが標準装備されているのが特徴です。
シットオンカヤックを釣り用にカスタマイズされたモデルになります。
四角いクーラーボックスが載せやすいように四角いデッキがあったりします。
用途ごとに違う?カヤックの「材質(素材)」
カヤックの性能や価格を大きく左右するのが「材質」です。用途や予算に合わせて、主に次のような素材が使われています。
ポリエチレン(PE)
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特徴:非常に頑丈で、岩や牡蠣殻などにぶつけても割れにくいプラスチック素材です。
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用途:激流を下るリバーカヤックや、フィッシングカヤック、初心者の練習用・レンタル用として最適です。
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メリット・デメリット:メンテナンスが楽で価格も比較的リーズナブルですが、重量が重たいため陸上での持ち運びには少し力が必要です。
グラスファイバー(FRP)
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特徴:ガラス繊維を樹脂で固めた素材です。
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用途:長距離を漕ぐツーリング向けのシーカヤックなどで主流の素材です。
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メリット・デメリット:ポリエチレンよりも軽く、表面が滑らかなので水の抵抗が少なく、スイスイと快適に進みます。ただし、強い衝撃を受けると割れてしまうことがあるため、取り扱いには少し注意が必要です(割れてもFRP樹脂等で修理は可能です!)。
カーボン / ケブラー
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特徴:航空機やレーシングカーにも使われる超軽量・高強度のハイテク素材です。
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用途:競技用のカヤックや、とにかく軽さとスピードを求める上級者向けのツーリングカヤックに使われます。
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メリット・デメリット:驚くほど軽く、長時間のパドリングや車への積み下ろしが劇的に楽になります。ただし、非常に高価(数十万円〜)なのが唯一のネックです。
まとめ:あなたにぴったりのカヤックはどれ?
一口に「カヤック」と言っても、どこで何をするかによって、選ぶべき形や素材がまったく異なります。
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のんびり海を散歩したい → シーカヤック(ポリエチレンやグラスファイバー)
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激流でスリルを味わいたい → リバーカヤック(ポリエチレン)
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車内や電車で運びたい → ファルトカヤック
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水上から大物を狙いたい → フィッシングカヤック(ポリエチレン)
カヤックは、海や自然との一体感を味わえる最高のツールです。「自分に合うカヤックが知りたい」「まずは一度乗ってみたい」という方は、ぜひ百島カヤッククラブに遊びに来てくださいね! 初心者の方でも安心の、穏やかな瀬戸内海のフィールドと安定感抜群のカヤックをご用意してお待ちしております。
百島カヤッククラブでは、初心者向けの「カヤック体験」や、美しい夕焼けを楽しむ「サンセットクルーズ」、幻想的な「海ほたるナイトクルーズ」などを随時開催中です! 百島周遊やカヤックフィッシングにご興味がある方も、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。




